こんにちは。ゴキブリ駆除業者のゴキプロです。
都内&近郊で奮闘中です。
今回はお風呂のゴキブリ対策についてです。
お風呂でゴキブリを見た!
という方は多いと思いますが、お風呂でゴキブリを見つけてしまうと、お風呂のどこかから侵入された!
と思いがちですが、そのほとんどが他から入ってきて、部屋側から、もしくは窓から侵入したやつです。
そもそもお風呂に虫が入れる隙間があると水漏れの原因となるので、お風呂は基本的にはそこまで気にしなくて問題ありません。
ただ、お風呂でしかゴキブリを見ない、という場合は、何かしらの原因がありますので、チェックする必要があります。
1つずつ見ていきます!
湯船の隙間
ユニットバスではない場合、湯船と壁の間に隙間があることが多いですよね。ここを心配される方は本当に多いのですが、この隙間は部屋の中に箱を置いてできる隙間と同じです。
この隙間が気になる人はいませんよね。これと同じなのです。
ただ、お風呂で頻繁に幼虫を見かけるという場合。これは、卵を持った成虫がこの隙間から中へと入り、暗くて狭くて安全だと認識したその成虫が、卵を産んでしまったということになります。
その場合は、エプロンを外して湯船の下の洗浄をするのが一番ですが、これがなかなか難解な形をしているものもあります。
色んな角度から力を入れれば、スッと外れるのですが、元に戻せなくなったりしますので、注意して外してください。
ただエプロンを外すより確実な方法がありまして、それは湯船の隙間から殺虫スプレーを吹きまくることです。
それこそ10〜20秒吹き続けると、湯船と壁の間の空間はバルサン状態となり、中に潜んでいるゴキブリは死んでしまいます。
水を流すと死骸が流れてくることもありますが、生きてるやつを見かけることはほとんどなくなります。
排水口
お風呂の排水口からゴキブリが上がってくることを不安に思われるかたも多いです。
たしかに下水道にはゴキブリはうようよ居ます。
ですが、排水口と下水管の間には、必ずトラップが存在します。洗面台の下でよく見るこういうやつですね。
ここに水が溜まっているから、下水の臭い・ゴミ・虫が上がってくるのを防いでくれていて、このトラップが機能していないと下水の臭いはエグいことになります。
なので、排水口から虫が上がってくるというのは無理なのですが、逆に言うと、下水の臭いがほのかにでもする場合は、色々チェックします。
以前、古めの戸建てであったのが、お風呂を工事するとかでしばらく湯船にお湯を張ってなく、シャワーだけで済まされていたケースでは、シャワーの下のフタを開けるとぷーんと臭ってきてて下水から上がってきてたこともありました。
排水口は、シャワーの下、湯船の底、湯船のあふれるところの3箇所と、築年数が経ってる物件ならではでして、どうやらお湯をはってないからトラップが枯れてしまったようでした。
湯船の栓を止めて、上の排水口をふさぐと、見なくなったようですので、ここが原因だったと見て良いでしょう。
また、1年間空室な物件では、部屋中下水の臭いがして、案の定ゴキブリ屋敷と化していました。
というように例外はあるものの、日常的に水を流していれば問題ないことが大半なのです。
窓
ユニットバスでは窓が付いていませんが、戸建てや大き目の間取りの部屋だと窓が付いていたりしますよね。
その場合は、網戸の隙間はキッチリチェックしたいところです。
正面から見て網戸が機能しているように見えても、ちょっと押してみてガタガタ鳴るようだと、隙間があります。
しっかりテープで止めたいところですね。
換気扇
換気扇は、他の換気扇同様です。換気扇自体と出口をチェックして、外と直通っぽかったら、換気扇フィルターを貼っておくのが無難です。
点検口
お風呂の天井にある点検口の隙間が気になる人は多く、たしかにここの隙間は広めに作られていますが、押し上げてみると、だいたいゴムかスポンジの部材で密着するようになっています。
隙間が見えても封鎖されているということなので、ここは問題ないのです。
ここに虫が通れる隙間があると、天井裏(=上の階の床下)へと湯気が流れ込むこととなり、建物自体にも良くありませんし、溜まると天井から水が漏れてくることにもなりかねません。
お風呂のゴキブリ対策まとめ
といった感じで、お風呂のゴキブリ対策について書いてみました。
例外はあるものの、お風呂は侵入経路としては心配ない場合がほとんど、といったことがおわかりいただけたかと思います。
ただ、お風呂でしか見ないといった場合は、何かしらの原因がありますので、隈なく見ていただきたいですね。