こんにちは。ゴキブリ駆除業者のゴキプロです。都内&近郊で日々奮闘中です。
ゴキブリは賢いとよく言われていますが、実際どれほど賢いのか。
日々ゴキブリと対峙しているとたしかに
「賢いな…」
と思わされることも多かったりします。
ですので今回は、そんな行動パターンを3つ。現場で見たきたことを紹介したいと思います。
相手を見てる
屈強で知られるゴキブリですが、非常に警戒心は強く、生きることへの執着は強いです。
なので、人間に見つかったとき、人の気配を察知した時は、その相手がどんな人間なのか...
確実に見分けています。
例えば、ゴキブリが嫌いな理由に挙げられる、ゴキブリが飛びかかってくるという行動は、ゴキブリにひるんでいる人に対して限定の行動です。
私のような駆除業者は、見つけたら確実に仕留めるので、そんな人間に飛びかかってくることはまずありません、というか一度も飛びかかられた経験はありません。
相手を見てるな〜
といった感じですが、相手を見て行動してることに関して、さらに顕著な現場がありまして「毎日チャバネを数匹見る」という一般住宅での話なのですが、到着して施工開始すると、毎日出るというわりに生きてるチャバネを見かけない。
死骸しか見かけないのでなにかおかしいな...
と思いつつ作業していたのですが、この現場の近くにコインパーキングがなかったので路上パーキングに停めていて
1時間が経過しそうだったので、車を動かしに部屋を出たのです。
車を駐車し直して戻ってくるとお客様の様子がおかしくて、私が部屋から出た瞬間、5〜6匹のチャバネが出てきて、私が戻ってきた瞬間、引っ込んだというのです...
明らかに業者が来ていることを察知して、ひっそりと身を潜めていた。また、住人は居ても殺意はない。これらを見分けて行動しているということでして、これには私も愕然としてしまいました。
戦略を使う
明らかにお前業者だろ、というかゴキブリにひるまないやつだろ、ということを察知したゴキブリは、逃げるために戦略を使うやつも居ます。
基本的には見つかった場所、業者の気配を察知した場所でピタっと止まって気配を消しますね。
白いクロスで見つかったときは「やばいやばい」といった気配ですし、黒っぽい窓枠で見つかったときは「大丈夫だろ」といった気配を出してきます笑
その中で衝撃だったのが、玄関のクロスで見つけたときです。
いつものように、遠目からシューっとスプレーをかけ始めると、そろそろ危険を察知して逃げ始めるか、というところでポトっと落ちたのです。
まだ力尽きるほどは当ててないけどな??
とか思いつつ、床に落ちたらスピード勝負!
玄関マットの下に逃げ込んだのは確認していたので、マットをめくると…
いない??
なんだなんだ???
と思って玄関マットを一気にめくると、玄関マットをくぐって反対側にいました。壁側を反対に逃げていくゴキブリが多い中、くたばったふりをして逃げ場所を探す。
なかなか戦略家なゴキブリでした。
人間から逃げてきたゴキブリは色んな経験をしているので色々考えますね。
卵を産む場所
そして最後は卵を産む場所です。
ゴキブリといえども子を思う親の気持ちは同じ。見つからないように、場所を厳選して産みます。
人に見つからないような、水回りの点検口の向こう側なんてのはよく見ますが、ドン引きしたのはスノコベッドのここ。
こんなところ日常的には見ないですよね。
キッチン台の引き出しなんかも、数年単位で開けてないと、大胆にもゴロゴロと卵があったりします。
空気が動いてなくて、安全な場所を把握しているということなのでしょう。
そもそも安全な場所を探すなら、人の家ではなくて外に産めよ。
とも思わなくもありませんが、外は外で敵が居るし、人の家は安全なのでしょう。
まとめ
といった感じで、ゴキブリの賢いところを見てきました。
とはいえ相手は所詮は小さな虫なので、基本アホです。
毒や針も持っていません。
ビビりさえしなければ圧勝ですので、見つけたらキッチリ仕留めたいところですね!