都内のゴキブリ駆除業者ゴキプロです。
ゴキブリの侵入経路と対策シリーズ。今回はブレーカーについてです。
日々ゴキブリ駆除の施工をしていますと、ブレーカーもゴキブリの侵入経路となっている場面に出くわすことがあります。
しかしこれは稀です。
末期です。
それはなぜそう思うのでしょうか?
※この記事にG画像はありません
ブレーカーは高い位置にあるということ
上の画像のように、ブレーカーの裏にも確かに穴は開いています。
そもそもブレーカーとは何ぞやを考えるとわかりますが、ブレーカーは読んで字のごとく、電気の流れをブレーク(遮断)するものです。
電気を使いすぎて、その家の供給量の限界を超えたときに電気の流れをブレーク(遮断)して、火事になったり故障を避けるために存在します。
だから、すべての電気系統はいったんブレーカーに集まっています。その配線を外に出すために、だいたいブレーカーの裏のボードに穴が開けられていますね。
そしてこれを日常生活で間違えて落としてしまわないため?だいたい高いところにあります。
冬にエアコン+エアコン+エアコン+レンジ+PC+テレビ+ドライヤー+...とかやってしまうと、パチンといって落ちてしまうことありますよね。
家の安全は守ってくれますが、保存する前のPCのデータとかさようなら~なので、極力避けたいところですね。
位置的に優先順位が下がる
そんな感じでブレーカーはだいたい高い位置にあります。
ブレーカーの裏のボードと、その隣の部屋のボードの間には隙間があり、この空間は床下とつながっていることが多いのです。
だから、床下に居たゴキブリが部屋内に侵入することは全然可能ではあるのですが、、
考えてもみてください。
水回りの穴がすぐそこにあるのに、しかも水回りから出てくれば水もエサも豊富なのに、果たしてエサを求めたゴキブリがわざわざブレーカー経由の遠回りをするでしょうか?
しませんよね。
もちろんイレギュラーや気まぐれの可能性は否定できませんが、ブレーカーからゴキブリが侵入してくるということは、水回りからの侵入に比べると優先順位が下がるということですね。
それなのにブレーカーからゴキブリが出てくるということは...
それなのにブレーカーからゴキブリが出てくるということは、、
ほとんどの場合、床下にうじゃうじゃとゴキブリが繁殖している場合です。
ハッキリ言って末期です。
ブレーカーからゴキブリが1匹だけ出てきた。。
なんてのは稀な出来事です。
ブレーカーが侵入経路になってしまっている場合は、そこを通ったゴキブリは数十匹、数百匹です。
もはやブレーカー「が」侵入経路ではなく、ブレーカー「も」侵入経路というレベルですね。
ここまできてしまった場合、ブレーカーのフタを開けると、ゴキブリのフンを多数確認できます。ヘタしたらフタを開けるとザザザッとゴキブリのフンが落ちてきます。
そしてここまできた場合の多くはチャバネゴキブリですね。ヤバイやつです、、
ブレーカーの対策
ブレーカーの対策も、穴を埋めてしまうことです。
ですが、穴が大きいことが多いので、なかなかパテでは埋まりません。埋めても埋めても奥に落ちていきますからね(笑)
プラベニあたりを当てて、配線部だけパテで埋めることはできますが、なんせ電気系統なのでガッチリと止めるのは怖いですよね、、
ケーブルが切れてて火事に、なんてことは絶対にあってはダメですからね。
なのでここまで症状が進んでしまい、ブレーカーも侵入経路のひとつだと断定できたら、カバーの穴を少しずつ丁寧にビニールテープで止めていきます。
ブレーカーの壁の奥からこっちに出てこないようにだはなく、ブレーカーのカバーよりこっちに出てこないように、という考え方ですね。
しかしここまで症状が進んでしまうと、さすがにプロの手を借りて、業者を読んだほうが賢明かと思いますよ。
ブレーカーまとめ
ブレーカーについて書いてみました。
確かにブレーカーもゴキブリの侵入経路となり得る箇所のひとつですが、本当にここにフンがある場合は末期なことがほとんどです。
床下で繁殖しまくってあふれ出てきた、というイメージですね。
万が一チャバネゴキブリを連れ込んでしまっても、ここまで繁殖が進んでしまう前に、しっかりと対策を。
特にチャバネゴキブリは、プロでも手を焼くことが多いのです。中にはチャバネゴキブリはお断りの業者も居ます。
ブレーカーの話から少しずれた気もしますが、ブレーカーからゴキブリが出てくるということはかなり危険な状態なのも確かなのです。
そうなる前に早期対策をして、再発の予防を心がけたいですね!