ゴミ屋敷とゴキブリは、切っても切れない関係です。
今回は私自身が入った現場ではなく、同業の知り合いから聞いた話になりますが、正直かなり衝撃的だったので紹介します。
依頼主は、名前を出せば誰でも知っているレベルの有名人。
引越しの依頼ということで、多少散らかっていることは想定していたそうですが、実際に現場に入ってみると、その想像をはるかに超えていたとのことでした...
テレビで見るような「本物」のゴミ屋敷
玄関を開けた瞬間、全員が一瞬固まったそうです。床はほぼ見えず、ゴミや私物が積み上がり、足の踏み場もない。
いわゆるテレビ番組で見るような、「本物のゴミ屋敷」だったと聞きました。
当然、ゴキブリもそこら中にいる。
何かを動かせばサッと走り、壁にも普通に張り付いている。
ゴミの量が多い現場ほど、ゴキブリの数も増えるというのは、業者なら誰でも分かっている話ですが、それを分かっていても引くレベルだったそうです。「これは長期戦になるな」と、入った時点で覚悟を決めたと言っていました。
立派な絵画の裏にびっしり
特に忘れられない光景として聞いたのが、壁に飾られていた絵画です。
さすが有名人の家というべきか、かなり立派な額縁に入った絵が飾られていたそうですが、引越し作業でその絵を外した瞬間、空気が一変。額縁の裏に、ゴキブリがびっしりと張り付いていたとのことでした。
暗くて、動かされず、人の手も入らない。ゴキブリにとっては、これ以上ない環境だったのでしょう。
見た目は豪華でも、裏側は完全に住処。このギャップは話を聞いてるだけでもかなりきついですね。
昼休憩の弁当を前に全員フリーズ
お昼になると依頼主が気を遣ってくれて、昼休憩用にコンビニ弁当を差し入れてくれたらしく、この辺りからも人柄の良さは伝わってきますが、ただ、問題はその場の環境。
ゴミとゴキブリに囲まれた空間で弁当を広げる気には、さすがになれないですよね...
全員が「こんなとこで食えるかよ...」と思ったけど、お客様からのお気遣いを無碍にはできず、お礼を言っていただいたそうですが、結局、まともに食べることはできず、時間を潰して作業に戻ったと聞きました。ゴミ屋敷案件の大変さは、こういうところにも出ます。
まとめ
この話で印象的なのは、依頼主が終始とても感じのいい人だったという点です。
有名人だからと横柄な態度もなく、むしろ気を遣ってくれる。
私もゴミ屋敷の現場は数件やってますが、例外なくいい人だったんですよね。
ゴミ屋敷をやってしまう人にはそんな共通点があるのかな...とか思わされました。