都内のゴキブリ駆除業者ゴキプロです。
今回はスプレーが手元になくゴキブリに遭遇した時に手にする代替品についてです。
日々ゴキブリ駆除の仕事をしていると、色々なお客様と会ってお話を聞かせてもらいます。
ゴキブリが出たから駆除の依頼がくるわけで、必ず聞くのがゴキブリの現状です。
1匹だけ出て、それはもう駆除している。
という再発防止の場合もあれば、駆除できず放置の場合もあります。
ご自身で駆除されたという場合は、そのほとんどがゴキジェットのような殺虫スプレーによるものですが、意外な物で駆除したという話もよく聞きます。
そこで今回は、不意にゴキブリが出てきて手元に殺虫スプレーがない場合の代替品について書いてみたいと思います。
※この記事にG画像はありません
お湯
これは割りとよく聞く殺虫スプレーの代替品。
お湯。つまりは熱湯です。
色々なパターンを聞いてきましたが、多かったのは料理中ですね。
エサや水が豊富なキッチンはゴキブリが出やすいので、料理中にいきなり遭遇してしまうことはあります。
これまでゴキブリが出たことなんてなかったから・・と油断しているといきなり出現!
パスタを茹でるため、みそ汁を作るため、コーヒーを淹れるため...等々の目的で沸かしていたお湯をブッかけるそうです。
中には湯沸し器のフタを開けて、そのままバシャーっと...という人も居ました。
お湯で駆除するメリット
熱湯の殺虫能力は凄まじいらしく、ゴキブリは即死らしいですね。人間で例えると熱湯のプールに突き落とされるようなものだろうから、想像は難しくないかと思われます。
ゴキジェットプロでも執拗に吹き続けないと死なないゴキブリなので、もしかしたら殺虫能力はナンバーワンかも知れません。
それから殺虫スプレーのように、ピンポイントで吹き続けないと倒れてくれないというわけではなく、遠くからおりゃぁーとかけてもヒットしてくれるのはメリットかもですね。
散弾銃みたいですね(笑)
お湯で駆除するデメリット
しかし後の処理は大変です。
まず拭き取るのが面倒です。サラのお湯でも面倒でしょうが、調味料や食材を投入した後なら余計にですよね。
カーペットの上なら掃除が大変だし、フローリングに直なら間違いなくダメージがあります。特に最近流行りのシートフローリングの場合、水を含むと最悪ふくれてしまいます。
更にゴキブリは害虫であることを忘れてはいけません。バイ菌を多く持っていますので、お湯によって拡散されたバイ菌が床に飛び散っていることも考えられます。
小さなお子さんが居る場合はしっかりと床を殺菌したほうがいいですね!
食器用洗剤・シャンプー
キッチン回りでゴキブリにいきなり遭遇して、殺虫スプレーもない、お湯も沸かしていない。
そんな時に手にする一番手は食器用洗剤です。あれを手にしてゴキブリにチューーーーっとかけるらしいです。
人間テンパると知恵がフル回転しますよね(笑)
洗面台周りだとシャンプーやボディソープもこれにあたります。
洗剤で駆除するメリット
洗剤も殺虫能力は強力です。ゴキブリは自分の祖母あたりの世代は「アブラムシ」と呼んでいました。身体中アブラぎっているんですよね。
気持ち悪いですね、、
食器用洗剤は油汚れをきれいにするものだから、油分の解体に優れています。
これがゴキブリにかかるとゴキブリの油分がきれいに取られ、呼吸ができなくなってしまいます。
割りと即死ですね。
また、殺虫スプレーと違い、液状の洗剤が床にベットリ付くので、ゴキブリ直に当たらなくてもその床を歩くと弱ります。
弱ったところを直撃するとやっつけられるので、成功率は高いですし、ブチューっと押すと、そこそこの飛距離があることもメリットといえるでしょう。
洗剤で駆除するデメリット
食器用洗剤でゴキブリをやっつけるデメリットも、お湯同様で後の処理です。
ゴキブリ出現でかなりの量の洗剤をブチまくことになりますので、床はベッタベタです、、
洗濯可能な小さなカーペットならいいでしょうが、お部屋の形に合わせたじゅうたんなら最悪です。
フローリングに落とした場合はまだマシですが、なかなかきれいになりません。床はきれいになっているのかもしれませんが(笑)
一度「ゴキブリを食器用洗剤で駆除したけど触れないのでどうにかしてほしい」という依頼がありました。
現場に着くと、確かにキッチンの隅にひっくり返って死んでいるゴキブリと、その周りには大量の洗剤がベットリ。
ゴキブリの死骸を処理し、洗剤をぬぐうのですが、拭いても拭いても取りきれません。
ウェットティッシュで拭くと、拭いても拭いても泡が立ちます(笑)
殺虫能力は高いですが後々のことを考えてやらないと、、ですね。
ヘアスプレー
これは番外編です。1人しかお会いしたことはありません。
戸建てで家族住まいの人(アラフィフ男性)で、自分のお部屋でいきなり出たそうですが、近くに殺虫スプレーはない。
もちろん食器用洗剤もシャンプーもない。
ゴキブリの動きを見逃さないよう見張りつつ知恵をしぼったらしいのですが、そこで目についたのがヘアスプレーだったということです。
ヘアスプレーといってもシットリつや出しとかではなく、ガッチガチに固めるスーパーハードタイプ。
結果は一発命中し、ゴキブリはカッチンカッチンに固まってしまい、そのまま倒したそうです。
日頃からハードタイプのヘアスプレーを使っていた人なので、カッチカチになったじゅうたんを元に戻す方法も熟知されておりました。
しかし普段からハードスプレーを使わない人にとってはこの事後処理は大変でしょうし、もしものためにヘアスプレーを用意するくらいなら、普通に殺虫スプレーを手元に置いておいた方がいいですよね(笑)
ハード系のヘアスプレーを愛用されているかたは、頭のスミにでも入れておくといいかもしれません。
ゴキブリ駆除の代替品まとめ
以上。不意にゴキブリが出てきて、殺虫スプレーが手元になかったときの代替品について書いてみました。
どれも殺虫能力は優れていますが、やはり正しい使い方ではありませんので、後々の処理が大変なものばかりです。
殺虫スプレーを常備しておくのが一番良いかと思われます。
ゴキブリを見たことのないお部屋に住んでいても、ゴキジェットプロは冷蔵庫の上や窓際等、目につくところに置いておいて、いつ出てもいいようにしている。
初めてゴキブリが出た系のお客様でも、このような人はかなり居ます。
たった数百円で、もしも対策ができるなら決して高くはないと思いますしね。。