都内のゴキブリ駆除業者ゴキプロです。
ゴキブリは意外と賢いと言われますが、本当に賢いです。
玄関を開けようと思ったら住人の足元で開けるのを待っていた、なんてことはザラで、ゴキブリが怖いのは飛びかかってくるから?飛びかかられないためには...で書いたように、明らかに人を見て行動を変えています。
イヤなヤツですよね、、
その究極は、ヤツらはゴキブリ駆除業者を認識しているのではないか、ということです。
なんと言っても自分ら駆除業者は、常にゴキブリを退治するオーラ満載だからか、そのオーラを微妙に感じ取っているのか?と思うことが多々あります。
その中でも「マジか...」と思ったできごとがあったので、今回はそれについて書いてみます。
今回の案件は、チャバネゴキブリでした。
一人暮らしの若い女性のお客様で、事前のお話では「小さいヤツをわりと頻繁に見る」といった感じで、そこまで逼迫した様子は感じられませんでした。
運悪くクロゴキブリの成虫に入られて、これまた運悪く卵持ちで孵化してしまったのかな、くらいの感じで向かったのですが、現場に到着してビックリ、、
ワンルームの部屋のあちこちにチャバネゴキブリの死骸があったのです、、
「これ、チャバネゴキブリでヤバいヤツですよ、、」
とか言うと
「そうなんですか、、」
と、かなりまいっている感じ。どうやら事前の電話では気丈に振る舞っていただけのようです。
なんにしてもチャバネゴキブリが部屋内で繁殖しているという事実は間違いないので施工開始。
死骸の数のわりに生きてるヤツが居ないな、、とか思って
「なんか生きてるヤツは見かけませんね~」
「普段はもう少し見るのですが...」
とか話しながら侵入経路と見られるところには薬剤を打って封鎖。封鎖。とにかく入られないように。更に壁の向こうで殲滅してくれるように。コツコツと施工をしていました。
が、この現場は近くにコインパーキングがなくて、路上にパーキングメーターがある駐車場あるじゃないですか?白い線で囲まれてるあれ。あれに停めてたんですよ。
あの駐車場は安いけど1時間しか停められないのであまり使わないのですが、チャバネはどうしても時間がかかってしまうので、あっという間に55分が経過してしまいました。
「ちょっと駐車場一回出して入れ直してきます」 とか言っていったん部屋から出ていったのです。
前置きが長くなりましたがここからが本題で、いったんお部屋から出て、パーキングメーターの白線からいったん車を出して、再度そのお部屋に戻ったのです。
が、
戻った瞬間お客様が
「(自分が)出て行った瞬間ベッドの下から5~6匹の生きてるヤツが出てきました...」 という衝撃の一言を、、
駆除業者は居なくなったけど、住人は残っていて人の気配はあるのにですよ。駆除する気満々の業者を認識しているとしか思えない出来事でした。
本当にゴキブリは賢いのだと思います、、