都内のゴキブリ駆除業者ゴキプロです。
今回は、管理会社対策についてです。
※この記事にG画像はありません
日頃から清潔に生活しているのにゴキブリを頻繁に見かける。これは建物自体に問題があるのでは!
と、管理会社に問い合わせやクレームを入れる人が居ます。
しかし管理会社はほぼほぼ対応してくれません。特に1Rや1Kの賃貸ですとその傾向が強いです。入居直後からチャバネゴキブリが大量に発生している...なんて部屋でも一蹴されたりします。
自分の感覚では10件に対して1件対応してくれれば良いほうですかね。。
ハッキリと言葉で聞いたことはありませんが、管理会社も戸建の販売や分譲マンションに必死で、安い賃貸なんて相手にしてられない、といった雰囲気なのです。
ここではゴキブリ問題で管理会社と対峙するときのコツを書いてみたいと思います。
管理会社の常套句
「ゴキブリを頻繁に見かけるのですが」
という住人からの連絡に対する管理会社からの返答の常套句は
「他の部屋からはそのような苦情は出ておりません」
これです。
他の部屋から苦情が出ていないのが本当なのかどうなのかは置いておいて、お客様から「管理会社に他の部屋からは~と言われました」は、それこそ耳にタコレベルで聞いてきました。
チャバネが大量発生しているのに隣の部屋で出てないわけないだろ、隣が発生源なら逆隣も出てるだろ、という状況でも平気で言ってきます。
物件自体に問題はなく、あなた自身の生活に問題があるのではないのですか?という流れを作りたいのでしょう。
なので、これは聞き流してオッケーです。
あくまで下手(シタテ)に
管理会社は謎にプライドが高い人が多いです。大手より街の不動産屋さんになると、よりその傾向が高いです。
なので「この部屋ゴキブリがしょっちゅう出るんだけどどうなってんだよ!」と、高圧的に交渉するのは絶対にダメです。取り合ってくれるものも取り合ってくれなくなります。
自分も、お客様の依頼で管理会社と話す機会は割りとあって、状況を説明したり、内容は色々ですが、腹のうちはもちろんお客様の味方なのですが、管理会社と話をするときはまず管理会社寄りに、管理会社の味方になっている風に話を進めます。
ゴキプロ「まぁね~それくらいは住人自身でなんとかしてほしいですよね~」
とか言いながら、少しずつ心を開いてもらいます。
だいたい最初は「なんなの?」「早くしてほしいんだけど、、」とか面倒臭そうかつ高圧的な物言いですが、寄り添って寄り添って話していくうちに、徐々に徐々に敬語も混じって話してくるようになってきて、ここがやっと交渉のスタートラインなのです。
あくまでお伺いをたてるくらいの態度が必要です。あくまで表面的にですけど(笑)
まずは自腹で業者を呼んでみる?
まずは自腹で業者を呼ぶのはかなり有効です。1Rや1Kだと、ボッタクリや異常に細かく施工するところ以外は、1万数千円が相場です(某大手の1万円は薬剤の設置のみです)。
これで解決すればそれはそれ。改善しなかった場合は建物に問題がある場合がほとんどです。
そうなると管理会社とのやり取りとなりますが、この自腹で業者を呼んだという事実は、自力でなんとかしようとした誠意であり、その後の交渉の大きな武器となります。
後々、その時の駆除費用を管理会社が持ってくれた、なんてケースもあります。
状況を盛る
ゴキブリを頻繁に見かけるから悩んでいるのですが、状況説明をするときは多少盛ってもいいと思います(笑)
もちろんウソや極端な誇大、1匹だけ見かけたのに毎日見るとかはダメですが、週イチで見るのを週に数回見るくらいは、嘘も方便とさせてもらいましょう。
感情についても「まあ大丈夫なのですが...」といった前置きや、「頑張れるかも知れませんが...」といった言葉はあまり良くないですね。
上のほうで、あくまで下手(シタテ)にとは書きましたが、それはあくまで物腰のことであって、状況説明の内容においては遠慮は不要です。
感情的な話の時は更に盛ってしまいましょう。
なんなら「いつまた出るかと思うと頭がおかしくなりそう」とか、もっと言えば「改善しないなら引っ越しも視野に...」くらいは匂わせてもいいかもしれません。
この辺のバランスは実際の空気を読みながらでないと難しいところですが、管理会社に対応させるというのは、それほど敷居が高いということですね。。
まとめ
ゴキブリに悩んでいる時の、管理会社と対峙するコツを書いてみました。
管理会社は本当に賃貸のゴキブリ問題は取り合ってくれませんが、勿論中には誠意的な管理会社や社員の人も居ます。
自分が施工に行く日に、立ち会ってくれる管理会社の人も居ます。
誠意の欠片もないようなところだと何をやっても厳しいですが、相手の出方を伺いつつ、ベストな言葉を選んでストレスのない結果を掴めるよう頑張ってください!