都内のゴキブリ駆除業者ゴキプロです。
ゴキブリ駆除のボッタクリ業者シリーズ。今回は施工の形跡なしです。
あくまでお客様から聞いた話ですので真実かどうかの断言は避けますが、実際に聞いたのは確かな話ばかりです。
というスタンスで書いていますが、今回は限りなく黒に近いグレーな話です。
ボッタクリ業者なんてそうそう居るものではありませんが、イヤな思いをしないためにも、こんな話もあるのだな、と読んでていただければと思います。
今回は受けた説明とだいぶ違い、施工の形跡が見られないという、似たケースが2件あったので2本立てです。
こういうお話を聞くほとんどの場合が、ゴキブリ駆除業者を呼んだはいいが、どうにも不安が払拭されず、別業者に依頼したという方です。
今回のお二方のお客様も直前に別業者を呼んで、どうにも胡散臭くて自分のところに依頼が来たという感じです。
①一般住宅で年間契約はキナ臭い
1人目は、前日に業者を呼んだがどうにも、、とのことで依頼がきました。状況を聞くと、業者が来て即年間契約を迫られたとのこと。
年間契約をしたなら、その前日に頼んだ業者に相談すれば良さそうなものですが、よっぽど信用できない感じなんですかね、、
こういう場合は最初によくお話を聞いて状況確認をするのですが、前日に行われた作業は
●繁殖のチェック
●水回りへベイト剤
●薬剤散布
とのことでした。侵入経路の封鎖がないのはあれですが、一般的と言えなくもない感じですね。
自分の考えは、侵入経路の対策→今居るヤツを駆除→施工一発でもう見なくなる。というのを理想に施工していますが、業者の考え方はそれぞれだと思います。
侵入経路を封鎖しても、玄関の開け閉めで入られると元も子もないので、そんなことより一年間薬剤を散布・塗布しまくって、とにかく駆除していこうという考えの人なのかもしれません。
この辺、生き物相手なので、自分の考え方が正しいとか言い切ることはできませんからね。その時点では不信感はなかったのですが、薬剤散布。
薬剤散布をするときに、お客様が「バルサンも一緒に炊いてほしい」とお願いされたらしく、あいっスよ、と軽く受け入れてくれたらしいのです。
この時点で若干ハテナマークが。駆除業者はだいたい薬剤散布は最後の工程です。しっかりと散布すると、その後1時間程度は部屋に入れなくなるからです。
なので、撒き逃げと言いますか、散布してお客様に鍵をかけていただいたところですべての施工が完了。そのまま次の現場へと向かいます。
が、薬剤散布とともにバルサンを炊き、バルサンは一定時間置いて換気扇を回したりしないといけませんよね。
その間一緒に待って、再度一緒に入室したようなのです。
バルサンの後なので死骸がある?せっかく業者と一緒なのだからと、先に入って死骸の確認してください、と。
先に入った業者は、部屋の中にあったほうきとチリトリを使い、部屋の中に散乱した小さな羽虫のような物を清掃してくれたそうです。ゴキブリは居なかったらしいです。
もちろんその羽虫の死骸群をお客様は確認しておらず、状況を伝え聞いただけとのことで、しかし掃いて集めるほどの羽虫は居たとのこと。
割と新し目の物件でしたし、虫全般大嫌いで窓も滅多に開けないとのお客様で、小バエ系の虫がそんなに部屋中に居るか?
なんだかキナ臭くなってきましたね〜
隣が木々が生茂る公園で、網戸もなしで窓も開けっぱなしとかならわかるのですが、どうにも整合性が取れない感じ。謳ってるかなこれは。
何よりお客様自身が業者を信用しておらず、翌日に別業者を呼ぶくらいですからね、、
とはいえその真相を突き止めたところでゴキブリが居なくなるわけではないので、普段通り施工開始となりました。
いつも通り水回りの点検口を開けて、床下からの侵入経路と繁殖具合のチェックなのですが、キッチンの下を開けて見ても、洗面台の下を開けて見ても、打ったと聞いていたベイト剤の形跡がまったくない!
普段の生活で見ることはまずない箇所なので、そりゃ打たなくてもバレないでしょう。バレないでしょうが、さすがにこれはダメだと思いますね、、
ベイト剤というのは茶色の絵の具のような質感で、ジェル状の食毒です。業者が見たらすぐにわかりますし、前の住人がゴキブリ駆除業者を呼んだことがあるなとベイト剤の跡でわかることもあるくらいです。
念の為収納のスペースも入念にチェックしましたが、一滴たりとも見つかりませんでした。
こうなると薬剤散布も怪しいとなってしまいますよね。年間契約等の形式や、施工方法は人それぞれでしょうが、ウソはいかんですね。
②かなり高額でほぼ無施工...
このお客様も寸前に別業者を呼んで、どうにも信用できないし、まったく改善しなかったとのことで、翌週に自分にご依頼いただきました。
状況としては上に書いたお客様と近いのですが、ゴキブリの症状はケタ違いに酷く、建物自体も古いものでした。
かなり出ていたので、前業者の施工中はお客様は怖くて部屋の外で待機していたらしく、施工完了後に作業報告を聞いたとのこと。
上のお客様と似た感じで
●水回りの点検口を開けてベイト剤
●水回りが複雑な造りで穴埋めは不可能
●最後に薬剤散布をして完了
と、報告されたらしいです。
まったく改善されなかったこともあり、業者に対する不信感は隠し切れない感じで、自分の施工中は部屋の中に居て逐一見られてました。
自分の場合は側に居てもらったほうが色々説明させてもらえるのでそのほうがありがたいのですが、いつものようにシンク下の点検口を開けようとネジに工具を当てようとすると、上に書いたようにかなり古いアパートだったこともあり、ネジはサビきっていました。
それも別に良いのですが、問題はそのネジがサビでガッチガチに固まっていたことです。とてもじゃないけど先週開けた感じではないのです。
これまたキナ臭くなってきましたね〜
点検口を開けると中には死骸がドッサリ。もちろんベイト剤を打った跡はなく、穴埋めは全然難解ではなくすぐにでも埋められるタイプ。
つまりはこれだけ繁殖している部屋なのに、水回りのチェックもしておらず、薬剤の処理すらしていない可能性が高いのです。
しかもこれで10万近い金額を支払ったらしいです、、
これはさすがにボッタクリ業者と言われても仕方ないですね。
まとめ
だいぶ悪質な例を2つ書いてみました。
金額にしろ状況にしろ契約内容にしろ、お客様目線のお客様の話なので業者を叩くことは避けますが、このようなことがあるかもしれないのです。
やはり事前の確認が大切になってくると思います。
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